ハーダンガー刺繍

ハーダンガー刺繍は初心者でも大丈夫?

2019年9月9日

ハーダンガー刺繍は、見た目がとても繊細で素敵です。

そのため、初心者には難しいのでは?

と思うかもしれませんが、意外や意外!

ハーダンガー刺繍こそ、初心者にもってこいの刺繍だと思います。

 

ハーダンガー刺繍が初心者に向いている理由

ハーダンガー刺繍が初心者に向いている理由は、

  • 決まった場所に刺すこと
  • 簡単な刺し方の繰り返しであること

の2点です。

ハーダンガー刺繍・初心者

3作目で御園二葉さんの「ハーダンガー刺繍」の作品に挑戦中

 

ハーダンガー刺繍と普通の刺繍の違い その1

ハーダンガー刺繍の最大の特徴は、布目を数えながら1目ずつ刺していくところにあります。

コモ竜
詳しくは、ハーダンガー刺繍の作り方を参照してください

一方、普通の刺繍は、図案のラインに沿って、針を刺していきますので、針を布のどこに刺すか?で見た目が大きく変わってきます。

たとえば、お裁縫初心者の場合、

  • 縫い目の方向がバラバラになる
  • 縫い目の幅がバラバラになる

ことから、刺繍のできばえに影響してしまうのです。

 

それに比べ、ハーダンガー刺繍は、針を出す位置が決まっていますので、

  • 縫い目の方向は一定
  • 縫い目の幅も一定

になるため、出来上がりも、まぁまぁなんですね。

これは、初心者にとっては、とても嬉しい達成感です。

 

ハーダンガー刺繍と普通の刺繍の違い その2

さらに、ハーダンガー刺繍の刺し方は、比較的簡単なものが多いのも初心者向きです。

要するに、基本となる5マス×5マスの布の方眼の中に、どうやって、針を出し入れするか?

そこさえ、理解したら、後は、ひたすら、それを繰り返すだけです。

チリも積もれば山となるように、一本の線が集まって柄になっていきますので、刺し方さえ理解できたら、いきなり本番でも大丈夫です。

 

一方、普通の刺繍は、刺し方(ステッチ)によって、図案を表現します。

そのため、最低限の基本ステッチは、上手に刺せるようになっておく必要があります。

そうじゃないと、出来上がりに影響しますので、いきなり本番に臨むのではなく、まずは、ステッチの練習をした方が良いでしょう。

 

ハーダンガー刺繍を初心者が楽しむためには?

このように、技術的には、それほど難しくないハーダンガー刺繍ですが、初心者が楽しむためには、必ず、下記の点を自分なりにチェックしてみてください。

それは、

  • 根気があるか?どうか?
  • 目がよく見えるか?どうか?

この二つです。(笑)

 

言うまでもないことですが、ハーダンガー刺繍は、とにかく、根気が必要です。

ただし、根気にも、種類?相性?がありますので、注意しておきましょう。

実際、根気はあっても、同じことの繰り返しは嫌い・・・という人もいますから。

 

ハーダンガー刺繍は、一本の線を面にし、その組み合わせで図柄を作っていくタイプの刺繍です。

そのため、即効で出来上がりの形が見えてこないとイヤだ!というタイプの人には向かない可能性もあります。

でも、私の経験から言うと、

おそらく!編み物ができる人は、大丈夫だと思います。

布目を数えたりするのが、編み物にも似ていますから。

 

また、当たり前ですが、布目を数えたり、そこに針を刺したりするので、細かい部分がはっきり見えるようにしておきましょう。

近視より、老眼対策ですね。

もし、小さな布目が良く見えない場合は、シニアグラスやメガネ式ルーペなども準備しましょうね。

コモ竜
最近は、お若くてもスマホ老眼なんてこともあります。

 

まとめ

いかがでしたか?

ハーダンガー刺繍始めてみたいのだけれど、初心者でも大丈夫かな?

と迷っている方に、

  • 技術的には、あまり心配はない
  • 技術以外のところを要チェック

というお話をさせて頂きました。

私自身、ハーダンガー刺繍の初心者ですが、自宅使いのものを楽しんで作っています。

コモ竜
なお、ハーダンガー刺繍の道具については、ハーダンガー刺繍の作り方・準備編をごらんください。

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