刺繍いろいろ

刺し子と刺繍の違いは何?

2021年8月29日

刺し子と刺繍の違い

刺し子も刺繍の仲間です。

なので、刺し子と刺繍の違いは何?というタイトルはちょっとおかしいかもしれません。

でも、最近は、刺し子の伝統柄にはこだわらず、

いろんな柄の(キャラクターものとか)刺し子が登場しており、

刺し子と刺繍の違いというか、境目がわからなくなってきているのも事実です。

 

そこで、今回は、その違いに焦点をあててみることにしました。

というのも、私自身、いろんな刺繍を経験してきて、刺し子だけに感じるある想いに気づいたからです。

 

 

刺し子と刺繍の違い

今まで、いろんな刺繍をやってきましたが、

歴史を調べると、その違いは簡単です。

  • 刺繍が、装飾という意味合いが強いのに対し
  • 刺し子は、現実的な布の補強だったようです。

昔は、布がとても貴重なものだったので、

刺し子を施して長持ちさせていたわけです。

ただし、雑巾のように適当に縫うのではなく、

そこに美しい模様を描き出した・・・という点が、昔の人のすごいところです。

 

刺し子について

日本の三大刺し子は、「こぎん刺し」「菱刺し」「庄内刺し」と言われています。このサイトでお話している「刺し子」は、「庄内刺し」のことです。

 

いろいろな刺繍を刺してみて感じた違い

私自身は、こぎん刺しも経験がありますが、

こぎん刺しは、私自身の感覚では、わりと刺繍寄りなんですよね。

でも、「刺し子」の場合は、ずいぶんと感覚が違います。

 

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なんていうのかな。

刺繍は、額に飾っておきたい感じ。

刺し子は、ガンガン使っていきたい感じ。

なんです。

 

つまり、暮らしに直結している感じが、今、私が「刺し子」にはまりそうになっている理由です。

  • 普段の日常の中に「美」とか「アート」がある。
  • しかも、それを作るのは、モノを長持ちさせるため。

ここに、無性に惹かれます。

実際、チクチク縫っていると、なんとなく不思議な感覚に襲われます。

昔は豊作などを祈るというような意味合いもあったそうですが、

ちょっぴり、その気持ちわかります。

 

刺し子と刺繍の違い

 

まとめ

私の職業柄、

傷んできた布を簡単に捨てたりせず、美しい刺し子を施して長持ちさせることは、

住まいや住まい方にも通じることなので、余計に心惹かれています。

 

まぁ、キット買ってる時点で、ダメっちゃダメなんだけど、初心者なんで許してね。(爆)

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