今回は、ブラックワーク刺繍と刺し子の一目刺しの違いについてです。
基本的に、この二つは違う刺繍なのですが、
どこが違って、何が同じなのか?見ていきましょう。
ブラックワークと刺し子の違いはどこ?
まず、材料を見てみましょう。
すいません。イラストが下手で。(涙)
上から、
- 布
- 糸
- 針
です。
詳しく説明すると、
刺し子(一目刺し)の場合。
布は、晒し木綿にマス目を描き、2枚合わせにします。
糸は、刺し子糸の色はたくさんあります。ただし、太さは、太と細になります。
針は、先のとがった刺し子針を使います。
一方、ブラックワーク刺繍の場合。
布は、目が数えられる(縦糸、横糸の隙間が針を入れる場所)刺繍布を使い、1枚のままです。
糸は、普通の25番刺繍糸の黒を1本どりで使うことが多いです。
針は、先の丸いクロスステッチ針を使います。
ブラックワークと刺し子の共通点は?
このように、材料は微妙にことなりますが、
どちらもマス目を使って刺繍をするのは同じです。
つまり、縦、横、斜めの線だけで、模様を作っていくところは、
ブラックワークと刺し子の共通点と言えます。
ココに注意
※ただし、刺し子(一目刺し)の方がブラックワークよりも自由度が高く、必ずしも下記のやり方だけとは限りません。
この共通点があるゆえに、
刺し子の図案をブラックワークに応用するのは可能です。
今回、私は刺し子の一目刺しとブラックワークの違いについてお話していますが、
一目刺しでなくても、マス目に沿った直線で模様が出来上がっている刺し子図案なら、
なんだって、ブラックワークとして刺せるはずです。
ただし、見た目の雰囲気は、異なってくるでしょうが。
一目刺しとリバーシブルについて
さらに、もう一つ、私が特に心惹かれるのが、
刺し子の一目刺しにも、ブラックワークにも、裏表がないリバーシブルがある!ことです。
刺し方に関しては、それぞれ、異なってはいるのですが、
美に対するあくなき追及と言いますか、
昔の人の発想には、脱帽しかありません。
ココに注意
最近の刺し子のデザインの場合、リバーシブルになっていないものもあるようです。
まとめ
最近は、刺し子の柄をブラックワーク風にしたり、
ブラックワーク図案を、カラフルな糸で刺したり、
いろいろと工夫される方も少なくありません。
そのため、刺し子とブラックワークの違いって、何なのだろう?
そう疑問に思われる方のために、私がわかる範囲で書いてみました。