刺繍いろいろ

ブラックワーク刺繍と刺し子の違いは?

2022年5月13日

刺し子とブラックワークの違い

今回は、ブラックワーク刺繍と刺し子の一目刺しの違いについてです。

基本的に、この二つは違う刺繍なのですが、

どこが違って、何が同じなのか?見ていきましょう。

 

 

ブラックワークと刺し子の違いはどこ?

まず、材料を見てみましょう。

 

刺し子とブラックワークの違い

 

すいません。イラストが下手で。(涙)

上から、

です。

詳しく説明すると、

刺し子(一目刺し)の場合。

布は、晒し木綿にマス目を描き、2枚合わせにします。

糸は、刺し子糸の色はたくさんあります。ただし、太さは、太と細になります。

針は、先のとがった刺し子針を使います。

 

一方、ブラックワーク刺繍の場合。

布は、目が数えられる(縦糸、横糸の隙間が針を入れる場所)刺繍布を使い、1枚のままです。

糸は、普通の25番刺繍糸の黒を1本どりで使うことが多いです。

針は、先の丸いクロスステッチ針を使います。

 

ブラックワークと刺し子の共通点は?

このように、材料は微妙にことなりますが、

どちらもマス目を使って刺繍をするのは同じです。

つまり、縦、横、斜めの線だけで、模様を作っていくところは、

ブラックワークと刺し子の共通点と言えます。

ココに注意

※ただし、刺し子(一目刺し)の方がブラックワークよりも自由度が高く、必ずしも下記のやり方だけとは限りません。

 

刺し子とブラックワークの共通点

 

この共通点があるゆえに、

刺し子の図案をブラックワークに応用するのは可能です。

今回、私は刺し子の一目刺しとブラックワークの違いについてお話していますが、

一目刺しでなくても、マス目に沿った直線で模様が出来上がっている刺し子図案なら、

なんだって、ブラックワークとして刺せるはずです。

ただし、見た目の雰囲気は、異なってくるでしょうが。

 

一目刺しとリバーシブルについて

さらに、もう一つ、私が特に心惹かれるのが、

刺し子の一目刺しにも、ブラックワークにも、裏表がないリバーシブルがある!ことです。

 

刺し方に関しては、それぞれ、異なってはいるのですが、

美に対するあくなき追及と言いますか、

昔の人の発想には、脱帽しかありません。

ココに注意

最近の刺し子のデザインの場合、リバーシブルになっていないものもあるようです。

 

まとめ

最近は、刺し子の柄をブラックワーク風にしたり、

ブラックワーク図案を、カラフルな糸で刺したり、

いろいろと工夫される方も少なくありません。

 

そのため、刺し子とブラックワークの違いって、何なのだろう?

そう疑問に思われる方のために、私がわかる範囲で書いてみました。

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