刺し子の布は、針通りが良い布なら何でも良いようですが、
初心者は、図案がプリントされている布を使った方が簡単です。
それは、ふきんでも同じです。
ただ、メーカーさんによって、布の感じが全く異なるので、注意した方が良いかも?です。
3種類の布で比べてみた
下記の写真をご覧ください。
写真で見ても、ふきんの布の違いが、わかりますよね?
![刺し子の布](https://common-in-japan.com/wp-content/uploads/2021/09/IMG_0581.jpg)
左が家にあった布おむつ、中央がオリムパスさんのふきん布、右が藤久さんのふきん布
糸の太さの記事を書いた時には、
糸が細いと、せっかく始末した糸が抜けてくる可能性あり・・・という話をしましたが、
その前に、布そのものの確認もした方がよさそうです。
なぜなら、今回、始めて藤久さんの刺し子のふきん布を買ったのですが、
オリムパスさんに比べ、布が固いんですよね~。
そのため、運針がうまくいかない・・・という問題が生じております。
仕立て方の違い
さらに、ふきんの仕立て方にも違いがありました。
オリムパスさんの場合は、中表にして一辺を縫ってから、ひっくり返します。
(布の耳を利用するので、一辺だけ縫えば良い)
一方、藤久さんの仕立て方は、こんなやり方でした。
つまり、3辺は、表の布と裏の布が4枚重なることになります。
さらに、私の場合、角を斜めに切らずにそのまま折ったので、角は8枚も!重なることになってしまいました。
しかも、布が固めなので、全然っ!針が通りません。(泣)
そもそも、刺し子って、チクチクチクチクと5目ぐらいを一気に縫うから、縫い目がそろっていくんです。
なのに、固すぎて、頑張っても一目ずつしか縫えませんでした。
唯一、良かったことは、こういう時に指ぬきが活躍するんだ!って実感したことです。
ココがおすすめ
ふきんの仕立て方は、中表にして縫い、ひっくり返すやり方の方が、初心者向きです。
ですから、藤久さんのふきん布を買ったとしても、説明通りではなく、やり方を変えた方が良いと思います。
布選びが大事な理由
正直な話、
もし、最初の刺し子のふきんがこれだったら、
短気な私は、「刺し子なんて、やらない!」って投げ捨てていたと思います。
でも、幸いなことに、布おむつでチクチクした感覚が残っていたので、
今回は、こんなふうに刺すことにしました。
![刺し子の布が固い](https://common-in-japan.com/wp-content/uploads/2021/09/IMG_0582.jpg)
自分なりの運針にしたはいいけれど、選んだ図案がよりによって、角亀甲・・・。あぁ、つらい・・・。
つまりですね。
せっかく、図案がプリントされていて、運針のためのガイドラインにもなっているにも関わらず!
自分なりの運針でチクチクすることにしたんです。
だって、この布の固さで、この幅の運針は私には無理です。
几帳面な方なら、一目ずつ刺すのかもしれませんが、
実用的なものが欲しくて、刺し子をしてるので、時間がかかりすぎるのは却下です。
ただ、それでも、布がたくさん重なっているところで、重ね縫いすると裏が汚くなります。
![刺し子の裏](https://common-in-japan.com/wp-content/uploads/2021/09/IMG_0583.jpg)
普通、並縫いの場合は、裏も綺麗なんだけどな
無理くり力を入れて針を押さないと通らないので、変な方向に出ちゃうんですよね。
普通なら、こういうのも、ちゃんと直すんですが、もう、それだけの気力はありません。
まとめ
今まで、私が刺したふきんは、
- オリムパスさんのキット
- 家にあった布おむつ
- 藤久さんの刺し子布
の3枚です。
こういう布の違いも、ベテランになるとわかってくるのかもしれませんが、
初心者は、基本、五里霧中です。
刺してみて、初めてわかることばかりなんですよね~。
ちなみに、ふきんとして、一番、刺しやすかったのは、柔らかい布おむつですが、
平織りではないので、刺し子の針目が美しく見えないような気がします。(下手なだけか?)
もっとも、
家に布おむつがあるんですよ~!
って人なんて、ほぼほぼ、いないでしょうけどね。(爆)