手芸いろいろ

ハーダンガー刺繍の基本となる布と糸は?

2020年1月30日

ハーダンガー刺繍の基本の糸の太さは?

私は今まで、ハーダンガー刺繍もシュバルム刺繍も、

とにかく本の中から、気に入った作品を選び、

本に書いてある材料をきちんと揃えて、作るようにしてきました。

でも。

おっちょこちょいの私は、しょっちゅう勘違いもするし、

たまたま、同じ材料が揃わないなんてこともあるわけです。

こうした時、

(初心者のくせに)自分勝手に布も糸も決めてしまうと、

作っていく最中に「なんか、違う・・・」ってなことになり、

気持ちが急激に冷めてしまいます。←三日坊主でもある。

そこで!

まずは、基本の「き」を知っておくことが大事だな。

とようやく気付きました。

ハーダンガー刺繍の基本となる布は?

まずは、ハーダンガー刺繍の基本となる布についてです。

基本的には、白い糸でできた白いリネンを使います。

(最近は、綿も使われるそうです)

そして。

一番、重要なことは、

縦糸と横糸の交差した部分が、ちゃんと正方形じゃないといけません。

そうじゃないと、柄が崩れてしまいますからね。←経験者は語る

インターネットで購入する場合は、刺繍用の布で検索すると良いと思います。

刺繍布の布目について

刺繍布で検索すると、様々な大きさの布目の布があることがわかります。

表示の仕方は、

  • 〇〇カウント
  • 〇〇目

の両方がありますが、基本となる単位が違っているだけです。

つまり、

  • 〇〇カウントの方は、1インチ当たり何目あるか?
  • 〇〇目の方は、10センチ当たり何目あるか?

という表示になっているんですね。

でも、どちらで表示されていても、

1インチ=2.5センチなので、

  • 〇〇カウント×4→10センチ当たり〇〇目
  • 〇〇目÷4→1インチ当たりのカウント

と簡単に計算できます。

たとえば、

25カウント=100目

28カウント=112目

の刺繍布だということです。

ハーダンガー刺繍の基本の布目は?

刺繍布の布目の数え方がわかったら、

ハーダンガー刺繍の基本の布目を知っておきましょう。

実は、私。

ハーダンガーの刺繍本には、25カウントや28カウントの作品が多かったので、

てっきり、それが、基本だと思っていましたが、

海外の本を読んで、目からうろこが落ちました。

基本は、なんと。22カウントだそうです。

22×4=88ですが、

刺繍布には、88目がなく(Oh!my God!)85目でした・・・。

ま、そのへんは、近場で済ませればいいってことで・・・。

ハーダンガー刺繍の基本となる糸は?

布の基本がわかったら、次はハーダンガー刺繍の糸です。

ハーダンガー刺繍の糸は、

基本的にパールコットンを使います。

パールコットンの太さは、3番、5番、8番、12番があり、

3番が最も太く、12番が最も細くなります。

ハーダンガー刺繍の基本の糸の太さは?

その中で、ハーダンガー刺繍の基本の糸となるのが、

5番、8番、12番です。

これらの糸は、ステッチによって太さを変えていきます。

  • 5番の刺繍糸:サテンステッチやボタンホールに。
  • 12番の刺繍糸:糸を抜いた後のステッチに。

これが基本となります。

ただし、12番の刺繍糸が手に入りにくいぞ!

と言う場合には、8番のパールコットンもしくは、25番の刺繍糸を2本どりにして使います。

ハーダンガー刺繍の基本のまとめ

私自身、それなりにハーダンガー刺繍はやってきたものの、

本に掲載されている作品を作るばかりで、

基本をまったく抑えていませんでした。

今回、敢えて、基本に戻ったのは、

先日から挑戦しているシュバルム刺繍で失敗したからです。

一応、ハーダンガー刺繍の場合は、

初心者であっても、大きな失敗もなく、それなりに作品はできていました。

でも、それは、ハーダンガー刺繍の本に書いてある通りの材料を揃え、

きちんと図案通り刺したおかげなんですね。

どんなものでもそうですが、

ステキさって、図案の形だけで決まるわけじゃないんですよね。

布目の細かさや、糸の太さが図案とピッタリ合ってこそ、

ステキ~!ってなるものなんです。

そこに気づけば、

なぜ?途中で刺していたハーダンガー刺繍、投げてしまったのか?

その理由がはっきりしました。

布目と糸の太さが図案に合っていなかったため、

図案ができてきても、今一つ嬉しくなかったんです。

守・破・離という言葉がありますが、

初心者は、まず「守る」ことから始めなきゃいけませんね。

というわけで、失敗作のシュバルム刺繍が完成したら、

もう一度、22カウントの布と、5番、12番の糸(もしくは8番)で、

ハーダンガー刺繍をやってみたいと思います。

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