ハーダンガー刺繍

ハーダンガー刺繍ウーブンバーループのコツ

2019年9月27日

ハーダンガー刺繍の醍醐味は、なんといっても、織り糸を抜いた空間の中に作るステッチでしょう。

そのステッチの中でも、非常に頻度が高いのが、ウーブンバーループと呼ばれるステッチです。

今回は、このウーブンバーループがうまくいかない初心者の方のために、そのコツをお話したいと思います。

ウーブンバーループステッチとは?

ウーブンバーループステッチとは、四角い空間の中に、ダイヤモンドのような形ができるステッチのことです。

ウーブンバーループステッチではなく、ノベルジアン・アンド・クロイゾネイダーンステッチと言う呼び名もあるようです。

ウーブンバーループステッチ

 

ところが、この、ウーブンバーループステッチがうまくいかない時があるんです。

それが、こちら。

うまくいかないウーブンバーループステッチ

 

ズームして写真を撮っているので、かろうじて中央にダイヤモンドはできていますが、離れてみると中がつぶれてしまって、全然、美しくありません。

 

ウーブンバーループステッチ上から刺すか?下から刺すか?

初心者にとってウーブンバーループステッチは、パッと見てパッと覚えられる代物ではありません。

そこで。ステッチの図と首っ引きで針を刺していくんですが、その時は、繰り返しステッチを刺すことで、なんとか覚えていられます。

でも。その作品が出来上がったら、ウーブンバーループの刺し方は忘れてしまうんです。

だって、初心者だから。(私だけですか?)

 

だから、新しい作品でウーブンバーループが出てくるたびに、また、ステッチ図を見て確認します。

でも、そんなことは、たいしたことではありません。

本の通りにやれば、大丈夫なんだし~。

私自身、そんなふうに思っていました。

 

ところが。

実際は、上記の写真のように出来栄えに差が出てくるのを見て、あせりました。

あれ?最初はうまくいっていたのに、なんで?と。

 

もちろん、糸の引き具合をゆるめたり、きつくしたりと、いろいろ、試してはみました。

それでも、なんか、うまくいきません。

 

で。

それぞれの本のステッチ図を比べて見ました。

すると!

原理は同じ。

でも、刺し方に違いがあることがわかったんです。

 

まず、こちらは、下から刺して、一つ前に刺した方へ戻るやり方です。

ウーブンバーループステッチ図

 

一方、こちらは、上から刺して、一番最初に刺した方へ進むやり方です。

ウーブンバーループステッチ図

 

ちなみに、私がうまく刺せたのは、下のやり方の方で、上のやり方では、超!下手くそです。

 

これは、まさに、目からうろこの発見でした。

原理は同じです。反対に刺しているだけのことだから。

だから、どっちでもいいや。

そう思ってたんですが、現実には、差があるってことです。

微妙に、上から刺すか?下から刺すか?で、手の動き、糸の張り具合等が違ってくるんでしょうね。

人間って、シンメトリーじゃないから。

 

ここに気づいてからは、私は、ウーブンバーループステッチは、上から刺しています。

 

まとめ

いかがですか?

実は、それ以来、ハーダンガー刺繍の本を見かけるたびに、ウーブンバーループステッチのやり方を確認するようになりました。(笑)

その結果。人によって(本によって)、上から刺す人と下から刺す人がいるようだということがわかりました。

だから、もし、ハーダンガー刺繍の初心者の方で

「ウーブンバーループステッチがうまくいかない!」

そう悩んでいるのなら、一度、ぜひ、試してみて欲しいと思います。

  • 上から刺すのがだめなら、下から刺してみましょう。
  • 下から刺すのがだめなら、上から刺してみましょう。

初心者にとって、綺麗に仕上がるか?否か?は、今後のモチベーションにも影響しますからね。

ぜひ。

 

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