なんか、話に聞くと「着物警察」ってあるらしいですね。
若者の着物の着方に文句をつける着物上級者のことを言うらしいですが、
私自身は、「若者は、着物をファッションで着てもいい!」と思います。
ご立派な伝統も、続かなかったら「ゼロ」なのだ
確かに、着物にはいろんなルールがあります。
それが、日本の伝統であることも、重々承知しています。
でも。
正直、昔と比べたら、明らかに廃れちゃってるじゃないですか?
しかも、どんだけ年配者が頑張ってもね。
若者が着物を着てくれなかったら、その文化は廃れるんです。
何故?若者は着物を着ないのか?
着物を着ないのは、若者だけではありません。
私のようなおばさんでも、やっぱり着物は着ないんです。
それは、ひとえに、めんどくさいから。
それに比べ、洋服は
- めんどくさいルールもなく
- パパッと着れて
- リーズナブル
- しかも、TPOに応じて機能的なものを自由に選べる
と一石四鳥です。
そりゃ、フツー誰が?着物なんか着るの?ってなりますよね?
わざわざ!着たい!を大事に!
それなのに、わざわざ着たい!
そんな奇特な若者がいるんです。
だったら、応援するのが、おじちゃん、おばちゃんの仕事でしょう?
着物を縫ってみた
というわけで、初心者ながら、娘が着物を縫って完成させました。
「娘」なのですが、なぜか?男物の着物を(笑)。
娘曰く、「だって、こういうのが着たかったから」
ちなみに。
和裁教室には、通っておりません。
唯一、先生として使ったのが、こちらの本です。
なお、和裁に必要な道具は、私の母が和裁をやっていたので、
それを使いました。
亡き母も、まさか、孫が使うことになるとは、草葉の陰で喜んでおることでしょう。(涙)
んで。
出来上がったのがこちら。
この下に、タートルネックを着て、ブーツを履くそうです。
帯は、先日、楽天で買ってました。
何色がいい?と私に聞くので、「マスタード!」と答えました。
私は攻める母なのだ。(爆)
追記
買った帯がこちらです。
男物の着物なので、帯も男物にしたようです。
ところが!
男性は寸胴なので、この帯でいいですが、
女性の場合にはウェストがあるので、この帯では幅が広すぎました。
というわけで、これをリメイクするか?新しい布で帯を作るかするそうです。
ついでに、足袋もどきも買いました。
足袋ソックスです。
足袋ソックスは、洋服に合わせてもかわいいです。
まとめ
というわけで、まとめます。
若者は着物をファッションで着てもいい!と私は思います。
そうじゃなきゃ、伝統なんてものは、消えてしまうから。
些末な方法論ばかり他人に押し付けるのは、
私には、単なる自己満足にしか思えません。
本気で教えたいならば、
大事なコアは何か?
そこを教えるべきだと思います。
ちなみに、私が娘に教えたいコトは、
やりたいことは、後悔しないよう、やっていいよ!ってことです。
失敗してもいい。
別に、三日坊主でもいい。
それは、必ず、糧になるから。