ブラックワーク刺繍は初心者ですが、
だからこそ、実体験に基づいた「綺麗に刺すコツ」を共有しておこうと思います。
目次
ブラックワーク刺繍の要は糸!
ブラックワーク刺繍は、フリーステッチの刺繍とは異なり、
目数を数えて刺していく刺繍です。
だから、運針が下手で、縫い目がバラバラ・・・なんてことはありません。
その代わり、糸の状態が何より大事になってきます。
というわけで、まずは一般的な糸の注意点から。
糸の引っ張り方を同じにする
まず、大事なのは、ココですね。
編み物なんかと同じです。
糸の引っ張り方が、きつかったり、緩かったりすると、
綺麗な模様ができてきません。
糸を割らないようにする
次に大事なのが、糸を割らないようにするってことです。
ブラックワーク刺繍の場合、同じ目に何度も糸を通すってことがよくあります。
その時に、前に刺してある糸を割ってしまわないようにしないといけません。
上記の2点だけでは、綺麗にならない理由
ところが、上記の2点を気を付けても、なんか模様が綺麗じゃない!
ってことが、よくあります。(私だけかしら?)
そこで、新たにいくつかのポイントを追加しておきます。
刺し間違わないようにする(笑)
ブラックワーク刺繍で、目を数え間違えたり、糸を出す場所を間違えたり、
初心者なので、頻繁にあります。
でも、刺し間違いしても、糸をスルスルと抜けば元には戻れます。
ただ、一目ぐらいならいいですが、
長い距離をやると、アカン!ですね。
糸が傷みまくります。
糸の長さに注意?
あと、糸の長さにも注意すべきかもしれません。
私なんかは、糸継ぎが面倒なので、できるだけ、長めに糸を取っちゃうんですが、
長すぎると、糸が傷みやすくなります。からまりますしね。
そういえば、刺し子なんかでは、糸を1mぐらいで切ってしまう方法もありますから、
それぐらいが良いのかもしれませんね~。
結局!原因はコレだ!
で、気づきました。
糸が傷む原因は、結局のところ、糸をこすっているからですよね?
- 前に刺した糸を割ってしまえば、そこで糸がこすれます。
- 刺し間違いをして、糸を抜けば、布で糸がこすれます。
- 糸が長いと、糸を抜く時、変に力がかかって、やっぱり糸がこすれます。
それならば、解決法はコレしかありません。
糸をこすらないようにする!
そのためには、下記のことを守ろうと思います。
刺繍枠でしっかり布を張る
刺繍枠を使わなくても、刺せますが、
やっぱり、布をピンと張った方が、穴に通しやすくなります。
それにより、糸のこすれは少なくなるはずです。
糸の長さを1mぐらいにしておく
これは、写真を見ていただくとわかりやすいです。
長めの糸を使った真ん中と右側は、一部、糸が割れています。
ところが、こんなふうに糸が割れるのは、最初だけ(要するに糸が長い時だけ)なんです。
刺している間に、糸が短くなってくると、だんだん割れなくなります。
そこで。
左側は、最初から1m程度の糸で刺してみました。
すると、糸が割れることはありませんでした。
メモ
試しに、コスモとDMCの糸を比較するために半分ずつで、刺してみましたが、どちらも割れずに綺麗に刺せました。
ただ、微妙にDMCの方が太目な気がします。
まとめ
ブラックワーク刺繍は、糸で模様を作っていく刺繍です。
だから、糸が何より重要なんだな・・・と改めて気づきました。
糸の状態をベストに保つ。
ここに注意を向けると、自然と模様も綺麗になっていきますね。
また、傷んでしまった糸はケチらずに、新しい糸に変えてしまった方が良さそうです。