ハーダンガー刺繍は、見た目がとても繊細で素敵です。
そのため、初心者には難しいのでは?
と思うかもしれませんが、意外や意外!
ハーダンガー刺繍こそ、初心者にもってこいの刺繍だと思います。
目次
ハーダンガー刺繍が初心者に向いている理由
ハーダンガー刺繍が初心者に向いている理由は、
- 決まった場所に刺すこと
- 簡単な刺し方の繰り返しであること
の2点です。
ハーダンガー刺繍と普通の刺繍の違い その1
ハーダンガー刺繍の最大の特徴は、布目を数えながら1目ずつ刺していくところにあります。
一方、普通の刺繍は、図案のラインに沿って、針を刺していきますので、針を布のどこに刺すか?で見た目が大きく変わってきます。
たとえば、お裁縫初心者の場合、
- 縫い目の方向がバラバラになる
- 縫い目の幅がバラバラになる
ことから、刺繍のできばえに影響してしまうのです。
それに比べ、ハーダンガー刺繍は、針を出す位置が決まっていますので、
- 縫い目の方向は一定
- 縫い目の幅も一定
になるため、出来上がりも、まぁまぁなんですね。
これは、初心者にとっては、とても嬉しい達成感です。
ハーダンガー刺繍と普通の刺繍の違い その2
さらに、ハーダンガー刺繍の刺し方は、比較的簡単なものが多いのも初心者向きです。
要するに、基本となる5マス×5マスの布の方眼の中に、どうやって、針を出し入れするか?
そこさえ、理解したら、後は、ひたすら、それを繰り返すだけです。
チリも積もれば山となるように、一本の線が集まって柄になっていきますので、刺し方さえ理解できたら、いきなり本番でも大丈夫です。
一方、普通の刺繍は、刺し方(ステッチ)によって、図案を表現します。
そのため、最低限の基本ステッチは、上手に刺せるようになっておく必要があります。
そうじゃないと、出来上がりに影響しますので、いきなり本番に臨むのではなく、まずは、ステッチの練習をした方が良いでしょう。
ハーダンガー刺繍を初心者が楽しむためには?
このように、技術的には、それほど難しくないハーダンガー刺繍ですが、初心者が楽しむためには、必ず、下記の点を自分なりにチェックしてみてください。
それは、
- 根気があるか?どうか?
- 目がよく見えるか?どうか?
この二つです。(笑)
言うまでもないことですが、ハーダンガー刺繍は、とにかく、根気が必要です。
ただし、根気にも、種類?相性?がありますので、注意しておきましょう。
実際、根気はあっても、同じことの繰り返しは嫌い・・・という人もいますから。
ハーダンガー刺繍は、一本の線を面にし、その組み合わせで図柄を作っていくタイプの刺繍です。
そのため、即効で出来上がりの形が見えてこないとイヤだ!というタイプの人には向かない可能性もあります。
でも、私の経験から言うと、
おそらく!編み物ができる人は、大丈夫だと思います。
布目を数えたりするのが、編み物にも似ていますから。
また、当たり前ですが、布目を数えたり、そこに針を刺したりするので、細かい部分がはっきり見えるようにしておきましょう。
近視より、老眼対策ですね。
もし、小さな布目が良く見えない場合は、シニアグラスやメガネ式ルーペなども準備しましょうね。
まとめ
いかがでしたか?
ハーダンガー刺繍始めてみたいのだけれど、初心者でも大丈夫かな?
と迷っている方に、
- 技術的には、あまり心配はない
- 技術以外のところを要チェック
というお話をさせて頂きました。
私自身、ハーダンガー刺繍の初心者ですが、自宅使いのものを楽しんで作っています。