空き家を自分好みに

DIYでも、プロに協力してもらう。住まいの「やれること」が2倍、3倍になる話

DIYでもプロとコラボしよう

DIYはDo It Yourselfの略。
そのため、何でも自分でやる、というイメージが強いですよね。
住まいの場合も、できることは何でも自分で!そう思う方は多いと思います。

ですが、DIYだけで全部やろうとすると、かえって遠回りになったり、できないことがそのままになったりするんです。
なので、プロに協力してもらう・・・ことも一つの選択肢として常に持っておきましょう。
そうすると、DIYでできること、住まいでやれることが、2倍にも3倍にも膨らみます。

今、私の娘も「空き家を住めるようにDIY」しておりますが、
私という相談相手がいるので、「できるところしかやらん!」「そっちは、よろしく!」というスタンスで、上手に親を使いまくっております。(笑)

今回は、そんな体験談も交えながら、DIYとプロの協力の考え方と、信頼できる業者の選び方のコツをお伝えします。

なぜ住まいでは「プロに任せる部分」があるの?

理由は、大きく二つあります。

ひとつは、現実的に、素人ではできないことがあるからです。

  • ガス工事
  • 水道工事
  • 電気工事
  • 大工工事(構造のことや、下地のこと、経年劣化のことなど)

これらは資格や技術、知識が必要で、自分で手を出すと危険だったり、不具合の原因になったりします。
「DIYは自分で全部」ではなく、「ここはプロ、ここは自分」と線引きすることが、結果的に住まいを楽しく、安全に育てるコツだと思います。

また、プロに任せることで、自分でやれることの幅もぐんと広がるのです。

多くの人は、出来上がりのイメージはきちんと持っていらっしゃいます。
ですが、どうやって、そのイメージへ近づければ良いのか?
どんな工事が必要で、作業の順番はどうすべきなのか?
経験と知識が不足しているために、発想が止まってしまうことがよくあります。

大工の技術
技術がなければ、できないことがある

実際、私も娘によく聞かれます。
「こうしたいんだけど、〇〇だから、もしかして、できないの?」と。
でも、私自身、リフォームの知識だけはあるので、「あぁ、その場合は、△△するだけ。必要なら、大工さんに頼むけど?」と答えています。

どんな業者を選べばいい?——DIYする人にとっての「信頼できる業者」とは

リフォーム業者、工務店、職人さん・・・呼び名はいろいろありますが、業界は玉石混交です。
DIYしながら住まいを整えたいなら、DIY支援をしてくれるかどうかを、まず最初に、きちんと確認するようにしましょう。
中には「全部お任せのリフォーム」だけを求める業者もいますので、最初に確認しておくのがお互いのためになります。

「ここは自分でやりたい」「ここだけお願いしたい」という話を、きちんと聞き取ってくれるか?
その姿勢があるか?どうか?がDIYを協力しながら進められる業者かどうかの、ひとつの目安になります。

いきなり依頼しない。まずは「見積もり依頼」で話を聞いてもらう

リフォーム業界は見積もり依頼が当たり前ですから、まずは見積もり依頼から始めましょう。

見積もりを依頼する時には、やってもらいたいことを、現場で、できるだけ細かく話すようにしてみてください。
「玄関まわりを直したい」だけではなく、「ドアの枠はこのまま使いたい」「この部分は自分で塗装したい」など、希望を具体的に伝えます。

ここで大切なのが、その話を、どこまでちゃんと聞き取ってくれるか
適当に聞き流して「じゃあこのくらいで」と一式でまとめて見積もりしてくるより、こちらの話をメモしながら、「ここはこうですね」「ここはご自身でされますか?」と確認してくれる業者の方が、あとあとトラブルが少ないです。

心配なときは、相見積もり(複数社から見積もりを取ること)ためらわずに。
比較することで、それぞれの業者のスタンスや、こちらの要望への向き合い方が、見えやすくなります。

見積もりの「細かさ」と「一式」、注意したいポイント

見積もりには、細かく項目が書かれたものと、一式でまとまったものがあります。

往々にして、細かく書かれた見積もりの方が、一式の見積もりよりも金額は高くなりがちです。
一つ一つは、大した金額ではないのに、合計すると、意外に高かったりします。(泣)

ただ、だからといって、一式の見積もりには、注意が必要です。
「どこからどこまでが工事に含まれているのか」がはっきりしないと、

  • あとから「これは別料金です」と言われる
  • 予算オーバーになる
  • 希望と違う仕様で進んでしまう

といったトラブルにつながりやすいからです。
細かい見積もりは、内容が可視化されている分、自分も業者も認識を合わせやすいのです。
正直な話、金額の高い、低いは、それぞれの会社の事情もあります。
あまりに差がある場合は別にして、金額の差が少しであるならば、あなた自身が「肌感覚として安心感がある」業者さんを選びましょう。

自分との相性も確認する。「何でも聞けそうか」はDIYではとても重要

技術や実績、ブランドだけでなく、自分との相性も、業者選びでは大切です。

とくにDIYと両立させたい場合は、何でも聞けそうかどうかが、とても重要になります。

  • 「ここは自分でやりたいので、ここだけお願いしたい」
  • 「この部分、後から自分で触りたいので、こういう仕様にしてもらえますか」
  • 「この材料でやろうと思いますが、何か注意点とかありますか?」

などなど、そんな細かい希望や相談を、遠慮なく言えるか?どうか?
そして、聞いたことに、丁寧に答えてくれるか?どうか?
目を皿のようにして、いや、耳をダンボのようにして、確認してみましょう。

もし、業者の説明がプロすぎて、よくわからないときは、しつこく「どういうことですか?」と聞くようにしてみてください。
「わからないまま進める」より、「わかるまで聞く」方が、あとから「思ってたのと違う」となるリスクを減らせます。
そして、何度聞いても、「嫌がらず、答えようとしてくれる」この姿勢がある業者さんは、ぜひ、大切にしてください。

最近の実体験:ガス工事業者に連絡した話

娘がDIYしている空き家は、ずっと前にガスを止めてしまいました。
今までは、昼間しか行かなかったので、それでも良かったのですが、やっぱり、泊まりたい!
ということで、ガスを入れ、お風呂の給湯器を交換することにしました。

まず、最初に電話したのが、Aというガス業者さんです。
現場の状況を見てもらい、ガスボンベの置き場所についても確認してもらい、見積もり書を出してもらいました。

ですが、金額より、見積書の内容、現場確認の時の様子に、正直、ちょっと不満が残ちゃったんです。
そこで、今、別のBというガス業者さんに見積もりをお願いしています。(ガスは、現在、地域の縛りがなくなったので、自由になりました)

私の場合は、自分自身が見積もりを出す立場だったため、通常よりも見方が厳しいかもしれませんが、ご自身の「なんとな~く」は、ぜひ大事にしてください。特に女性の第六感は、意外に当たります。

DIYでも、プロに協力してもらうのまとめ

DIYは「自分でやる」ことですが、住まいの場合は、プロにも協力してもらうことで、できることが2倍、3倍に膨らみます。

  • ガス・水道・電気・構造など、素人では手を出せない部分はプロに
  • 業者選びでは「DIY支援してくれるか」を最初に確認
  • 見積もり依頼で、細かく希望を話して、その対応を見る
  • 見積もりは、「何にいくらか」「どこまでの範囲か?」がわかることが大切
  • 何でも聞けそうか、相性も大切。わからないことはしつこく聞く

自分でできるところは自分で、任せた方がよいところはプロに。
そうやって線引きすると、住まいを育てるのが、もっと楽しく、安心したものになると思います。

小さく始めて、続かなくても大丈夫。自分らしさは、気楽に試すところから始まります。
DIYの後始末も、やってくれる業者さんなら、なお、心強いです。
ぜひ、今あるものを活かして、心地よい住まいに変えていきましょう。
便利すぎず、新しすぎない暮らしの余白が、世界を少しずつ柔らかくしてくれますよ。



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