「橋口五葉のデザイン世界」に行ってきました。
橋口五葉は、夏目漱石の本の装丁で有名な方で、私が大好きな杉浦非水とも同時代の「デザイナー」です。
また、橋口五葉は、文字デザイン(レタリング、タイポグラフィ)にも携わっており、
その下書きや推敲の様子が展示作品から見ることができて本当に面白かったです。
タイポグラフィも好きなので。
和風なのに、ミュシャっぽい
五葉の作品の女性は和服姿ですが、和風なのに、どことなくミュシャっぽいんですよね。
浮世絵の研究家でもあったそうで、江戸時代の浮世絵とアール・ヌーヴォーを融合させた五葉のセンスには脱帽します。
今年の初めに、ミュシャ展にも行ったので、余計にアール・ヌーヴォーを感じました。
橋口五葉のグッズ
これだけ面白かった「橋口五葉のデザイン世界」ですが、もちろん、グッズも買ってきました。
ただ、美術館=カード決済OKと思い込んでいて、現金をあまり持って行かなかったため、これぐらいしか買えませんでした。(泣)
その代わり?通常の美術展グッズより、価格は少し安めでした。

この美術展が開かれたのは、碧南市藤井達吉現代美術館ですので、常設されている藤井達吉の作品も一緒に見てきました。
藤井達吉は、知らなかったのですが、何でも自分でやってみるDIY精神の方だったようです。
手先が器用だったため、「針吉」とも呼ばれていたらしく、アップリケや刺しゅうを施した屏風も作成していました。

鳥の羽を糸で止めてありまって、圧巻でした。
「橋口五葉のデザイン世界でパワーをもらった」のまとめ
碧南市までは遠かったし、かなり暑かったのですが、ほんとにパワーをもらいました。
五葉からは、何度も何度も気に入るまで推敲する情熱をもらったし、
達吉からは、なんでも自分でやってみる精神をもらった気がしています。
というわけで、気に入らないけど、どうしよう・・・と思っていた、ミニポーチのアップリケ刺しゅうですが、やり直すことにしました。
五葉や達吉には及びませんが、凡人なりに、がんばりたいと思います。