かぎ針編みは、なんか嫌いでした。
それは、頑張って作っても、綺麗に見えないから。
その理由は、こま編みから始めるからじゃないか?
最近、はっきりと、そう思い始めています。
編み方が簡単だから?
多くの本、多くの講座が、
かぎ針編みの初心者には、こま編みを勧めているようです。
それは、多分、編み方が一番シンプルだから!だと思いますが、
ちょっと違うんじゃないか・・・って気がするんですよね~。
私自身、かぎ針編みに初めて触れたのは、小学校5年生の時ですが、
その時も、
- 鎖編みを練習
- こま編みを練習
- マフラーを編む
こんな順番で進んで行きました。
ところが。
出来上がった、マフラーを見て、子供ながら愕然としたんです。
もちろん、その当時は、田舎で手に入る毛糸にも限界がありましたので、
ある意味、仕方なかったのかもしれません。
が、それでも、頑張った割に、報われないっていうか、
そのガッカリ感は、今でも忘れられません。
こま編みは、むしろ難しい?
でも、それから、ン十年も経って、再度、かぎ針編みを始めたことで、
気づいたことがあるんです。
確かに、編み方は一番シンプルなこま編みですが、
シンプルだからこそ、むしろ難しいのではないか?
と思うのです。
だって、こま編みって、目が詰まっているがゆえに、
失敗した場所やアラが、めちゃくちゃ目立つんですよ。
実は!
前回は、コットンの細い糸を使ったら、うまくいった!
などと、喜んでおりましたが、
さっき見たら、
「しっかり、間違えてる!」(泣)
という箇所を見つけました。
そりゃあね。
毎回、目を数えればいいのかもしれませんが、
今の目数、120目です。
120って・・・私的には、数える限界を超えてる目数です。
だからこそ、見た目で処理してきたはずなのに、間違えた~!!!!
まぁ、自分で使うやつだから、別にいいっちゃいいんだけど。
(使い始めたら、見えなくなるだろうし)
でも、初心者の場合、こういう部分が、あっちもこっちも出てきたりすると、
やっぱり、やる気は失せると思うんですよね。
初心者には、まぁまぁで完成することが大事
一応、本にしろ、講座にしろ、
すべてにおいて、何も間違えず、完璧に作り上げることができる!
ここが、前提で作られていますよね?
でも。
それって、かぎ針編み初心者には、ほぼほぼ無理だと思うんです。
もちろん、間違ったところまで、全部ほどいて、やり直せば100点満点にはなるかもしれません。
でも、今度は別のところで間違えたりして・・・。
そういうことって、よくありません?
それに、そんなことしてたら、
どんどん、気持ちが死んでいきます。(私の場合は)
だからこそ、
多少「かぎ針編み」で失敗があったとて!
見た目、まぁまぁの出来だね~。と言えるものが作れること!
ここが、すごく大事なんじゃないか?と・・・。
模様編みや長編みなどがおすすめ
そういう意味では、模様編みや長編みなど、
目が詰まっていない、隙間が結構空くタイプの編み方の方が、
初心者には、いいんじゃないか?と思います。
確かに、編み方は、ちょっとだけ複雑になりますが、
前にお話したように、かぎ針編みに慣れるのは、「あっという間」です。
だったら、出来上がりを素直に喜べる編み方の方がいいんじゃないかなぁ?と。
ちなみに、初心者である娘が作っているのは、模様編みのポーチです。
私も最初は、「いきなり、それ?」とは思ったものの、
口出ししなくて良かったです。(笑)
初心者なので、いろいろ間違えたみたいですが、
そもそも、こういうスケスケの編み物って、何が正解か?わからないので、
全然、OKですもんね。
まとめ
とりあえず、かぎ針編みの初心者は、こま編みで!
というのが、王道みたいになっているようですが、
私は、その意見に反対です。
編むこと自体が好きっ!っていう人はいいですが、
私達親子のように、この作品が欲しい!というタイプには、
初心者であっても、見た目がすべて!なので、
アラが隠れるタイプの編み方を、ぜひ!おすすめいたします。(笑)