今回は、シュバルム刺繍を始めたいな~
そう思っている方に、一応の基本を書いておきたいと思います。
シュバルム刺繍の基本となる布は?
シュバルム刺繍で使う布は、リネンです。
純リネンでも、混合でもOKです。
ただし、刺繍用の布を使うのがおススメです。
これは、ハーダンガー刺繍と全く変わりません。
要するに、縦糸と横糸の交わり部分がちゃんと正方形であること。
これが、重要です。
それから、布目の大きさですが、
シュバルム刺繍の場合、
- 最低の布目が、15~16目/㎝
- 通常、16~20目/㎝
だそうです。
ハーダンガー刺繍の時と同様、1インチ当たりの数字で表すと、
1㎝あたり16目の布=40カウントの布
ということになります。
シュバルム刺繍の基本の糸は?
シュバルム刺繍では、アブローダーと言う甘撚りの糸を使います。
基本の太さは、
- 20番:コーラルステッチのような結び目のあるステッチに使います。
- ※布目が粗い時には、16番を使います。
- 25番:チェーンステッチやアウトラインに使います。
- 30番:デザインステッチに使います。
- ※さらに細かく35番や40番を使う場合もあります。
シュバルム刺繍の初心者は?
とは言え、初心者に、この基本を守るのはかなり酷というもの。
そこで、初心者の場合は、
布目は、1㎝あたり10目~14目
糸は、
- 16番:コーラルステッチ
- 20番:チェーンステッチ
- 25番:デザインステッチ
で始めれば良いそうです。
シュバルム刺繍の注意点
ということで、いよいよ始めたシュバルム刺繍。
初心者でおっちょこちょいの私は、布の選び方で失敗しました。
本当は、1㎝あたり13目(1インチあたり32目)の布を買うべきところを、
1㎝あたり11目(1インチあたり28目)の布を買ってしまいました。
たかが2目ですが、布目が粗いと中のデザインに影響します。
シュバルム刺繍は、周りを囲って、その中にデザインステッチを刺していくので、
布目が粗いと、刺したいデザインステッチの数が減ってしまうんですね。
こんなことも、実際に失敗してみないとわからないもんです。
まとめ
シュバルム刺繍を始めたいな~
そう思うのって、
おそらく、素敵な作品を見たから!
って理由が多いと思うんです。
でも、その素敵さは、技術ももちろんですが、
やっぱり、基本(布目の細かさ、糸の細さ)にあるんですね。
ただ、私自身は、たとえ目が粗くて、多少、デザインが違っても、
それはそれ!
というスタンスで、楽しみたいと思います。