本物のフェイク窓枠って、何?
と思われたかもしれませんが、フェイク窓枠の作り方は、多分、人それぞれで、
DIYなんかでも、簡単に作ろうと思えば作れます。
ただ、作り手が「本物の大工」の場合は、ちょっと作り方が異なります。
どう?違うか?というと、
マイホームで「本物の窓」を作るのと同じやり方をフェイク窓枠にも応用しちゃうんですね。(笑)
無垢材の表面は削る
おままごとキッチンのところで、機械をお見せしましたが、
本物の大工は、窓枠とか作る時は、必ず、無垢材の表面を削ります。
だから、表面はガサガサではなく、スベスベしています。
ガサガサのままでは、
- 手をケガする可能性が高くなる
- 湿気を吸いやすくなる
- 汚れやすくなる
- 塗装でムラが生じやすくなる
などのデメリットが生じるからです。
長い年月を過ごすマイホームだからこそ、できるだけ経年劣化が生じないように!という経験からくる発想です。
ただ、この発想にはデメリットもあって、
敢えて、塗装ムラを出してアンティーク感を出したい場合には、
ちょっとだけ「う~ん」と唸りたくなります。(笑)
できるだけ釘やネジは使わない
大工は、見える場所にはできるだけ、釘やネジは使わないという習性があります。
そのため、正面から見ても、裏面から見ても、こんな感じで一切、釘やネジが見えません。


では、どこにネジがあるのか?と言えば、上部、底、横になります。(状況によってネジ位置は変わる場合があります)


窓枠内の格子は、「組子(くみこ)」で作成しています。

本物のフェイク窓枠の完成
こうして、本物の窓枠にそっくりなフェイク窓枠が完成しました。
私自身は、アンティーク調に塗装してみました。
まぁまぁ、いい感じに塗装できたと思います。
ムラムラな感じが、アンティークぽいかな?と。

サイズは、高さ35.5cm×幅31cm×出幅5.3cmです。
自立しますが、三角吊り金具を両端につけ、壁面にかけるようにしても良いですね。

乗せているのは、以前、作った樹脂粘土の多肉植物です。
インテリア用フェイク窓枠を簡単DIYで
今回、窓枠の作成は、本物の大工につくってもらいましたが、
塗装と壁掛けは、自分で簡単なDIYとしてやってみました。
実際にやってみて、
- 塗装も壁面に飾るのも、めちゃめちゃ楽しかったこと
- 自分で塗ると、とても愛着が湧くこと
- 見るたびに、ニソニソして、ストレス解消になること
から、もりすけショップでは、完成品ではなく、無塗装のまま販売することにしました。
というわけで、興味を持たれた方は、ぜひ、ショップにもお越しくださいね。
無塗装に関しては、今後、全商品を無塗装にするつもりです。
その理由につきましては、また、こちらのブログで書かせて頂きます。