こぎん刺しの初心者には、意外にわからないことが結構あります。
そりゃあ、図案に沿って刺していけば、それなりに模様はできます。
でも。
- 糸の具合とか。
- 針の進み方とか。
実際にやってみると、
「あれ?これ?どうすんのかな?」
という疑問が、続出です。
そんな初心者のための、こぎん刺しの刺し方を共有できればと思います。
こぎん糸の準備
まず、こぎん糸の準備から。
買ってきたこぎん糸は、輪っかになっています。
25番の刺繍糸も同じですね。
これを、そのまま使おうとすると、糸が絡んでしまって
「キ~ッ」ってなります。
そこで、
- 輪っかを広げ、片方だけを切ってしまう。
- 別の糸巻きに巻きなおす。
どちらかの方法で使いやすいようにしましょう。
輪っかの片方を切るやり方が、写真の上部です。
これは、しつけ糸のやり方と同じです。
右側部分だけ、輪っかを残して、別糸(オレンジ)で軽く、何カ所かを止めます。
糸を取る時は、輪っか側から抜くようにして引っ張ると、絡まず抜けてきます。
この方法のメリットでもありデメリットでもある点は、糸の長さが決まってしまうことです。
そこで、もう一つの方法が、別の糸巻きに巻きなおす方法です。
行儀は悪いですが、両足に引っ掛けながらやると、スムーズに巻き直せます。
この方法の良い点は、糸を好きな長さにできることと、裁縫箱に綺麗に入れられることです。
一応、私は、色番号も書いておくようにしています。
こぎん糸はバラすのか?
ある一部の通販サイトでは、
こぎん糸をバラすと書いてありました。
が。
いろいろ、調べた結果、
やはり、こぎん糸はバラしてはいけないようです。
こぎん刺しの糸の撚りを、いかにコントロールするか?
ここが、腕を磨くポイントです。
布の準備
こぎん刺しの布は、目が粗いものほど、
端がほつれやすくなります。
そのため、
- ちゃんと「周囲をかがる」か?
- ほつれ止めを塗るか?
するのが、王道のようですが、
ハーダンガー刺繍では、マスキングテープを巻き付けるだけでもOKでした。
だから。
こぎん刺しでも、同じやり方を私はやってます。
使えるものは使えばいい。
針の刺し方
次に、針の刺し方です。
こちらも、
- 1目、1目刺す派
- ぐいぐい運針していく派
に分かれるようです。
クロスステッチ針を使うのか?
こぎん針を使うのか?
によっても、異なるでしょうが、
とりあえず、
最初は、1目ずつ進みながら、少しずつ、距離を伸ばしていく。
これが、良さそうです。
なんてったって、初心者は、グイグイ行けるほど、図案が頭に入っていません。
図案を見ながら、えっと、2目、それから3目・・・
って、ボチボチやるしかないわけですよ。
また、布の柔らかさによっても、グイグイ行くかどうか?は、変わってくると思いますので、
ケースバイケースでいきましょう。
こぎん刺しの刺し方
こぎん刺しの刺し方は、
右から左に向かって刺す。
これが、一番のコアになります。
だから。
一段ごとに、布を180度ひっくり返しながら、図案を刺していきます。
ここだけ、覚えておけば、OKです。
たとえば、こぎん刺しの図案を見ると、どまんなか!が刺し始め!
というものも、あるんですが、
これは、
真ん中から始めた方が、数え間違いがないから!
じゃないか?と、私は勝手に思っています。
特に、上下左右対称の柄の場合には、
このやり方が、とっても、合理的です。
ただ、そのやり方は、
- 図案次第、
- 図案の大きさ次第、
- 自分のやりやすさ次第、
で決めちゃえばいいんじゃないか・・・と。
まぁ、基本が知りたい場合には、
こぎん刺しの本を見るのも良いと思います。
まとめ
こぎん刺しの初心者には、初心者ならではの疑問がいろいろあります。
そういう時、教室にでも通っていれば、すぐに先生が教えてくれるのかもしれません。
でも。
このサイトの主旨は、ハンドメイドを楽しむこと。
だから、正しさに、あまりにこだわりすぎると、
ハンドメイド自体が楽しくなくなる気がします。
子供のように、
わぁ。
やってみたい。
その気持ちを、大事にしていきたいと思います。