おうちDIY

押し入れは「しまう場所」じゃない!?暮らしを変える押し入れ活用アイデア

DIYで押し入れリメイク

古い家の押入れは、どの家でもサイズが決まっています。
それは、布団を3つ折りにたたんで入れることを念頭に置いていたからです。

ですが今は、生活スタイルも変わってきたので、すべての押入れに布団を入れているご家庭は少ないはず・・・。

でも、せっかくある押し入れ。
なんとか、収納として使いたい!そう思うのが人情ですね。

ただ、残念なことに、この昔ながらのサイズの押入れ。
ふとん以外の他のものを収納する時には、奥行きが深すぎて、使いづらいんです。

ホームセンターとかには、押し入れ専用の収納ケースとかも売っていますが、
ホコリが溜まったり、カビが生えたり、意外に掃除とかが面倒です。

そこで、押し入れに「しまう」ことを止め、スペースとして有効活用してみるのはいかがでしょうか?

押し入れ=収納の常識をくつがえす

押し入れというと、「布団や季節物をしまう場所」と思われがちですよね。
けれども実は、押し入れは、「暮らしの余白」なんです。

なぜなら、通常、押し入れのサイズは、3尺(90cm)×6尺(180cm)、つまり、たたみ1畳分の大きさがあるからです。
「たったの1畳?」と思うかもしれませんが、この1畳は、実は、いろいろなことができるスーパースペースなのです。

このスペースを、少し工夫すれば、「狭くて使いにくかった収納スペース」が「居心地のいい小空間」へと変身します。
事実、最近では、押し入れをリモートワークのデスクスペースや、子どもの遊び場として活用するご家庭も増えています。

押し入れ活用のメリット

押し入れを空間として活用する最大のメリットは、「手軽さ」と「自由さ」です。

  • DIYしやすい
     小さな範囲なので、DIYしやすいですし、材料費も比較的安価に済みます。
  • 狭い空間だからこそ落ち着く
     「こもれる感覚」が心地よく、集中スペースや癒しの空間に最適です。
  • 暮らしを変える第一歩にぴったり
     家全体を変えるのは大変でも、押し入れのDIYなら気軽に挑戦できます。

押し入れ活用アイデア集

ワークスペースとして使う

押し入れの下段をデスクスペースにすれば、在宅ワークや勉強に集中できる空間に。
扉を外してデスクを設置し、照明を足すだけで、あっという間に「プライベートオフィス」が完成します。

ただし、押し入れの中段の高さが合わない場合には、

  1. 襖をはずし、
  2. 中段もとっばらってしまいましょう。

実際に、1と2をやった時には、ぜひ、少し離れて、押し入れだった場所を見てみてください。
押し入れの1畳スペースが、部屋に取り込まれ、部屋がとても広くなったように感じるはずです。

我が家は、パソコンスペースになっています。
さらに出窓もつけてもらったので、かなり広く感じます。

読書・趣味スペースに

押し入れの囲まれた空間は、読書や手芸など「ひとり時間」にぴったり。
壁面に本棚を設けたり、クッションや間接照明を置けば、まるで「自分だけの小さな図書室」に。

実は我が家もパソコンデスクを置く前は、ベンチを置いて、読書する場所にしていましたし、
リフォームの際、押し入れをミシン台+ミシン収納に改造されたお客様もいらっしゃいました。

ペットスペースに

猫や小型犬にとって、狭くて落ち着ける場所は大切な安心空間。
押し入れをペット専用の部屋にして、クッションやベッドを設置すれば快適に過ごせます。

ちなみに、我が家のネコは、勝手に自分の寝床として使っていますので、ここはリメイク不要。(爆)

子どもの秘密基地に

押し入れは、子どもにとって「ワクワクする小さな冒険スペース」。
マットや布を使って秘密基地風に演出すれば、想像力を育てる遊び場になります。

子供が小さい時って大変なのですが、終わってみれば、本当に、あっという間だったと感じます。
なのでぜひ、一緒に秘密基地を楽しんでみてください。

押し入れのDIYのポイントは?

押し入れの改装をする際、構造柱を抜くなんてことはまずしませんので(在来工法の場合)、構造面の心配は不要だと思いますが、それ以外にも考えておきたいポイントがあります。

  • 照明・コンセントの位置:やはり、照明やコンセントは、快適さを左右するポイントになりますので、配線は重要です。
  • DIYとプロ施工のバランス:電気工事はプロに頼みましょう。また、それ以外でも、壁にぶち当たったら、プロに頼みましょう。

DIYなのだからと、全部、自分で抱え込ます、無理をしない範囲で、できることから始めましょう。
DIY途中でも、面倒をみてくれる職人さんや工務店さんはありますので、怖がらず、連絡してみましょう。

まとめ:押し入れは「余白」から「価値ある空間」へ

押し入れを「ただの収納」と考えるのはもったいないです。
扉を閉めてしまえば、中がぐちゃぐちゃでも構わない、というのは、ある意味、メリットですが、モノを詰め込んだがために、ほとんど使わない空間がある、というのは、大きなデメリットだとも言えます。

実際、たかが1畳でも、部屋の一部として取り込むと、非常に大きなゆとりが生まれますし、
自分らしく工夫をすることで、暮らしもぐっと豊かになります。

もし、年に数度しか使わない押し入れが存在するようでしたら、
モノを詰め込むのではなく、「自分の時間」「家族の時間」を入れる場所
として、リメイクを考えてみられてはいかがでしょうか?

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