手まりアクセサリーを作る時、
- どんな糸を使うのか?
- おすすめは何か?
について、お話しします。
手まりアクセサリーの地巻きの糸は?
まず、手まりの芯ともなるべき、地巻きの糸についてです。
基本、どんな糸を使ってもいいのですが、
地巻きの糸が、あまり太いと、主張しすぎてしまいますので、
ポリエステル100%のミシン糸を使うのがおすすめです。
特にアクセサリーの場合、球が小さいので、
糸は細めが嬉しいんです。
うちで使っているのは、#90です。
手まりアクセサリーの地割の糸は?
地巻きが済んだら、次は、「地割(じわり)」です。
ここで使う糸は、
- デザイン的に、「地割」の糸を残す場合
- 最終的に「地割」の糸を取ってしまうデザインの場合
によって、変えています。
残す場合は、メタリックスレッドの#40を利用しますが、
残さない場合は、地巻きと同じミシン糸(違う色)を使っています。
手まりアクセサリーのかがり糸は?
地割が済んだら、いよいよ、手まりの模様をかがっていきます。
ここで使う、かがり糸は、
基本、何でもOKです。
ただ、これも、地巻きと同じで、
アクセサリーの球自体が小さいので、
うちでは、絹100%の手縫い糸 9号を使います。
この糸は、加賀指ぬきを作る時にも、使います。
指ぬきにしても、
手まりアクセサリーにしても、
色の組み合わせ方で、
雰囲気がガラリと変わるのが、魅力なので、
できるだけ、たくさんの色を揃えたいところですね。
また、ポリエステルや絹糸は、
つやつやした感じになるので、
アクセサリーにはピッタリだと思います。
手まりアクセサリーに特殊な糸はどう?
以上が、手まりアクセサリーの糸の基本ですが、
実は、ちょっとした不満もあるんです。
というのは、手まりアクセサリーの場合、
球が小さいこともあって、
かなりのアップで、写真撮影をします。
今のデジカメは、とても性能が良いので、
本当に、細かな部分まで撮れてしまって、
なんとな~くですが、
肉眼で見た時とは、ちょっと違う感じがするんですね。
つまり。
糸の「より」まで、はっきり見えてしまうので、
編み物っぽい感じが、どうしてもしてしまうんです。
そこで、試しに「より」のない糸で、作ったら、どうなるだろう?
ということで、
地巻きと、試作品、作ってみました。
ご覧の通り、「より」があるのとないのでは、
ずいぶん、雰囲気が変わります。
まとめ
おそらく、どちらの手まりが好きか?は、
人それぞれ・・・ということになるのでしょうが、
せっかく、ハンドメイドするのなら、
基本のものだけでなく、
こんなふうに、
少し冒険してみるのも、楽しいものです。
こうでなきゃいけない!
なんてものは、世の中には、ほとんどありません。
この自由さこそが、ハンドメイドの良さだとも言えます。
要は、楽しければいいんです。
ぜひ、ぜひ、いろいろ、作ってみましょう。