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手づくり生活の基本・ミシンの調子が悪い時の対処法

ミシンの調子が悪い時の対処法

自分が欲しい物をおうちで手づくりするために、最近、ミシンを使い始めましたが、ミシンの調子が悪いと、途端にモチベーションが下がりまくります。

ミシンの調子が悪いと一言で言っても、症状は様々だと思いますが、今回、お話ししているのは、ミシンの縫い目(糸調子)に関してのみです。

特に、今までは、調子よく縫えていたのに、布が変わった途端、針目が飛ぶ、糸調子がうまくいかない(上糸がつる)といった症状に関して自分の経験とともに、お話ししたいと思います。

ミシンに問題があるの?

私自身、長くミシンと付き合ってきたわけでもなく、ミシンの構造とかに精通しているわけでもないので、
通常の、糸調子の調整を行ってもうまくいかなければ、すぐに「ミシンに問題がある」と思いこんでいました。

理由は、

  • ミシンが古いから
  • ミシンが安いから

このどちらかです。

でも、実際には、そうでもなさそうだ・・・ということが、先日、わかりまして、ちょっと、希望も未来も広がった気がしています。

アンティークミシン vs 家庭用の安価な電動ミシン

実は、先日のバッグ作りの際、アンティークミシンでサクサク縫えなくなりました。

症状は、針目が飛んでしまうんです。

生地は、薄めの綿プリントで、割とピンとしている感じの布です。
今まで縫ってきたのは、リネンや綿など、わりとやわらかめの布で、まったく問題がなかっただけに、かなりパニックになりました。

そこで。
押し入れにしまい込んでいた、安価な家庭用の電動ミシンを出してきて、縫ってみることに。

すると、今度は、針目は飛ばないのですが、上糸が引きつってしまって、これもまた、全然、使えません。

そこで。
娘が持っている、職業用ミシンで、試しに縫ってみてもらったところ、
「うそぉ~ん!めっちゃ、綺麗に縫えるんですけど・・・」(絶句)

やっぱり、ミシンは新しく、高価な方がいいのか?と思いかけた時、
「針を、変えてみたら?」と娘が提案してくれました。

早速、アンティークミシンの針を変えてみたら・・・
合格点レベルで、縫えるようになりました。

見えにくいですが、赤い矢印部分が針目が飛んでいます。
青い矢印は、針を交換した後の縫い目で合格点。
黒い糸が、職業用ミシンで縫ったものです。

そうか。
ミシンも家や車と同じで、メンテナンスが必須なんだ!
と、今頃、気づいた次第です。

一方、安価な家庭用ミシンの場合、症状が異なりますので、針を変える必要はありません。(多分)

上糸がつっています

そこで、上糸調節と、下糸調節について調べたところ、Myミシンさんで、わかりやすい説明を見つけました。

ミシンの不具合?上糸がつる

あ゛!もしかして!
と確認してみると、さすがに、ボビンを入れる方向は間違っていませんでしたが、どうも、糸が綺麗に水平釜のツメに引っかかっていなかった様子。
きちんと丁寧に、下糸を装着してみると、無事、解決!

綺麗に縫えています

直線縫いだけなら、上手に使っていこう

何かを手作りしている時って、完成までこぎつけたい!気持ちが強いので、肝心かなめのミシンの縫い目が綺麗じゃない!と、あせります。
だからこそ、短絡的に結論を急いでしまう。

古いから、安いから、縫えないんだ。と。

そうして、ミシンに見切りをつけて、手作り生活まで止めてしまうことになるのは、やっぱり、もったいないな・・・と。
もしかしたら、昔、捨てたミシンも、捨てずに済んだのかもしれない・・・なんて、つい、思ってしまったりして。(笑)

もちろん、ミシンが動かない!というような大きなトラブルの場合は別ですが、もし、縫い目の問題だけであれば、あきらめてしまわず、いろいろ調べて、試してみるのも大事かな・・・と、今回のことで学びました。

ただし、やっぱり、ミシン自体の性能は、あるわけで、
どこまでの手作りをしたいか?によって、ミシンは選んだ方が良いのは、言うまでもありません。

ミシンの違い

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ミシンを選ぶ時に知っておきたいミシンの違いとは?

2024/7/24    ,

ミシンを選ぶ時に知っておきたいミシンの違いについて実例を交え、詳しくお話ししています。ミシン初心者さんから、ミシン買い替えに悩む方まで、参考になれば嬉しく思います。

手づくり生活の基本・ミシンの調子が悪い時の対処法のまとめ

手づくり生活の基本として、ミシンを使っている場合、ミシンの調子が悪いと、とにかく、あせりますし、イライラします。

私自身、ミシンのせいで(?)、止めてしまったハンドメイドも多いので、今回は、頑張りました。

症状によって、やるべきことは異なりますが、
まずは、あきらめてしまわず、調べることから始めるのが、良さそうです。

また、こんな私の経験が、何かの役に立てばうれしく思います。

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