ハーダンガー刺繍で必ず出てくる「ドイリー」。
本やらネットを見るにつけ、
「ドイリー」=「コースター」のこと?
と勝手に思っていました。
確かに、コースターもドイリーの仲間ではあるのですが、
「ドイリー」=「コースター」ではないようです。
そもそも、ドイリーって何?
調べてみたところ、
ドイリーとは、「小さな透かし模様の敷物」のことだそうで、
布製でも紙製でも、ひっくるめてドイリーと呼ぶようです。
ですから、
- コースター
- 花瓶敷き
- お皿やケーキの下に敷く物
などなど、どれもドイリーです。
ドイリーって何のために使うの?
ハーダンガー刺繍の写真や本を見た限りでは、
ドイリーの役目は単に、
「お洒落な飾りであり、見た目のプラスアルファだ。」
と私は勝手に思い込んでいました。
でも、ドイリーの本来の役割は、
- 机やテーブルなどの保護←そっちか~!
- お花を束ねるもの
- ディナーで利用するもの
のようです。
この中でも、へぇ・・・と思ったのが、
ディナーでの利用方法です。
さらに詳しく
ディナーでは、デザート皿の上にドイリー、その上にフィンガーボウルが置かれます。
フィンガーボウルで指を洗ったら、そのフィンガーボウルをドイリーごと左上に動かして、デザートを待ちます。
要するに、テーブルなどの家具だけでなく、デザート皿の保護の役目もあるんですね。
ちなみに、この時のドイリーは、安価な紙製ではなく、リネンじゃないとあかん!のだそうです。
日本では、家庭ではどう使う?
ドイリーの本来の使い方を知ったせいでしょうか。
ついつい、
- 日本では?
- 家庭では?
ドイリーを、どう使おう?
そんなふうに、考えるようになりました。
一番、使いやすいのは、コースターや花瓶敷きですが、
私の感覚としては、
テーブルや家具よりも、ドイリーの方が大事に思えます。
時間も手間もかけて作ったドイリーだから!
ということもありますが、
それよりもむしろ、
家具にそれだけの価値を見出していない。
ということが、大きいように思います。
でも。せっかくのドイリーですから、
変にケチらず、
- 価値のある食器
- 価値のある家具
を守るために、今後は使ってみようかと思っています。
まとめ
ドイリーの意味がよくわからない。
そこから、調べ始めたら、
「え~!そうだったんだ~!」
というドイリーの使い方に行きつきました。
そもそも、私がハンドメイドをやるのは、
結局のところ、
自分が欲しいものを作るためです。
でも、本の図案通りに作っていると、
なかなか、作っても使えない~。
というパターンに陥ることも多いもの。
一番良いのは、自分で欲しいものを決め、
その大きさに合わせて、図案を作っていくことだけど、
そこまで、クリエイティブでもないし。
ずっと、そんなジレンマに陥っていましたが、
今回、ドイリーについて調べたおかげで、
ずいぶん、気持ちが変わりました。
よし。
しばらく、ストップしていたハーダンガー刺繍。
再開して、ドイリーとして使うぞ~!