刺し子の布は、針通りが良い布なら何でも良いようですが、
初心者は、図案がプリントされている布を使った方が簡単です。
それは、ふきんでも同じです。
ただ、メーカーさんによって、布の感じが全く異なるので、注意した方が良いかも?です。
3種類の布で比べてみた
下記の写真をご覧ください。
写真で見ても、ふきんの布の違いが、わかりますよね?
糸の太さの記事を書いた時には、
糸が細いと、せっかく始末した糸が抜けてくる可能性あり・・・という話をしましたが、
その前に、布そのものの確認もした方がよさそうです。
なぜなら、今回、始めて藤久さんの刺し子のふきん布を買ったのですが、
オリムパスさんに比べ、布が固いんですよね~。
そのため、運針がうまくいかない・・・という問題が生じております。
仕立て方の違い
さらに、ふきんの仕立て方にも違いがありました。
オリムパスさんの場合は、中表にして一辺を縫ってから、ひっくり返します。
(布の耳を利用するので、一辺だけ縫えば良い)
一方、藤久さんの仕立て方は、こんなやり方でした。
つまり、3辺は、表の布と裏の布が4枚重なることになります。
さらに、私の場合、角を斜めに切らずにそのまま折ったので、角は8枚も!重なることになってしまいました。
しかも、布が固めなので、全然っ!針が通りません。(泣)
そもそも、刺し子って、チクチクチクチクと5目ぐらいを一気に縫うから、縫い目がそろっていくんです。
なのに、固すぎて、頑張っても一目ずつしか縫えませんでした。
唯一、良かったことは、こういう時に指ぬきが活躍するんだ!って実感したことです。
ココがおすすめ
ふきんの仕立て方は、中表にして縫い、ひっくり返すやり方の方が、初心者向きです。
ですから、藤久さんのふきん布を買ったとしても、説明通りではなく、やり方を変えた方が良いと思います。
布選びが大事な理由
正直な話、
もし、最初の刺し子のふきんがこれだったら、
短気な私は、「刺し子なんて、やらない!」って投げ捨てていたと思います。
でも、幸いなことに、布おむつでチクチクした感覚が残っていたので、
今回は、こんなふうに刺すことにしました。
つまりですね。
せっかく、図案がプリントされていて、運針のためのガイドラインにもなっているにも関わらず!
自分なりの運針でチクチクすることにしたんです。
だって、この布の固さで、この幅の運針は私には無理です。
几帳面な方なら、一目ずつ刺すのかもしれませんが、
実用的なものが欲しくて、刺し子をしてるので、時間がかかりすぎるのは却下です。
ただ、それでも、布がたくさん重なっているところで、重ね縫いすると裏が汚くなります。
無理くり力を入れて針を押さないと通らないので、変な方向に出ちゃうんですよね。
普通なら、こういうのも、ちゃんと直すんですが、もう、それだけの気力はありません。
まとめ
今まで、私が刺したふきんは、
- オリムパスさんのキット
- 家にあった布おむつ
- 藤久さんの刺し子布
の3枚です。
こういう布の違いも、ベテランになるとわかってくるのかもしれませんが、
初心者は、基本、五里霧中です。
刺してみて、初めてわかることばかりなんですよね~。
ちなみに、ふきんとして、一番、刺しやすかったのは、柔らかい布おむつですが、
平織りではないので、刺し子の針目が美しく見えないような気がします。(下手なだけか?)
もっとも、
家に布おむつがあるんですよ~!
って人なんて、ほぼほぼ、いないでしょうけどね。(爆)