体の負担を減らす

台所で立ちっぱなしでも疲れにくくする!実践テクニック3つ

台所作業を疲れにくくする小さな工夫

年末年始は、何かと忙しいですよね。
家族が大勢集まったりすれば、キッチンに立つ人はとても大変です。
この時期だからこそ、長時間の料理で腰や足がつらくなる・・・そんな悩みはありませんか?
もしかして、キッチンの高さが合わないのかな?という不安がよぎったとしても、キッチンの高さは簡単に変えられません。

でも安心してください。

高さを変えなくても、道具・配置・立ち方の工夫で立ち仕事はぐっとラクになります。
洋裁作業スペースづくりの工夫と同じ考え方で、家の作業全般に応用できるポイントを紹介します。

疲れを減らす3つの工夫

動線を整えて無駄な動きを減らす

やっぱり、何より大事なのは「動線」です。
当たり前のことですが、よく使う道具や食材は手の届く位置にまとめるようにします。

具体的には、

  • 調味料をコンロ横に3列で並べると、手を伸ばす回数が減り、作業がスムーズになる
  • 作業の順序を「切る→混ぜる→盛り付け」にまとめると、台の前後移動が少なくなる

といったことです。

ただし、コンロ周りは油はねで汚れやすく、調味料を並べてしまうと、見た目がごちゃつきやすいので、
作業効率を優先するか、見た目のすっきり感を優先するかは、人それぞれです。

ご自身が「続けやすい」「気分が良い」と感じる方を選ぶのがおすすめです。(体だけでなく、心の疲れもあるからね)

私自身は、しょうゆやみりんなどのペットボトルは、キッチン扉の中に入れています。
多少、かがんだりしないといけないですが、ごちゃついている方が、気持ち的にイヤなんで。
あと、ガスの熱は、調味料にあまり良くないだろうから。

コンロがガスか?IHか?でも、状況は異なります。
IHの場合は、ガスのように、周りに熱がいかないので、調味料を置くには良いと思います。

足元をサポートして体の負担を減らす

床のクッション性も、ある程度は関係します。

通常、キッチンの床は、水、油汚れに強い素材のものを選びます。
ただ、そうした床材(フローリング)の場合は、無垢材などと比べると「硬い」のが欠点です。

ただ、床材が「硬くても」、厚さ5〜10mmのキッチンマット(クッションマット)を敷けば良いですし、
キッチンの水はね、油はねからも守ってくれますので、一石二鳥です。

また、疲れにくい靴やスリッパをはくという手もあります。

ちなみに、私は、キッチンに軽いスツールを置いていて、疲れたら座るようにもしています。

そして、もう一つ大事なのが、立つ時の姿勢です。
私自身、以前、腰を痛めてから、整形外科に通った経験があり、その時に、腹筋をちゃんと使って立つようにしなさい!
間違っても、キッチンに寄りかかってはいけません!
と指導されたので、できるだけ、意識するようにしています。

高さ調整できる小物で微調整

切る作業の際、高さが足りない!場合には、
「まな板受け台」なるものがありますので、ある程度の高さ調節は可能です。

ただ、DIYでも簡単に作れますし、100均の何かで代用しても良いです。
※だって、意外に高いので、びっくりしました。

どんな感じかのものか?見て頂くためだけに、広告貼っておきますね。

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キッチンの疲れは人それぞれ

キッチンの理想の高さは、数式で求められますが、あれは、あくまでも「目安」です。
なぜなら、キッチンで感じる疲れ方は人によって違うからです。

  • キッチンでどういう姿勢で、作業をするのか?
  • どんな作業が多いのか?
  • 何を優先順位にするのか?

これらによって、自分が一番ラクに感じる高さは変わります。

そのためには、今使っているキッチンの使い勝手を振り返ることはもちろん、できることなら、

  • 実家や友達の家のキッチン
  • ショールームでの高さチェック

など、購入前にできるだけ多く体験しておくこともおすすめです。

ちなみに、私の身長は153cmほどなので、身長÷2+5cmという公式に当てはめると、キッチンの理想の高さは81.5cmとなります。
ですが、実際のキッチンは85cmにしました。→下ごしらえの時にラク。
ただし、コンロ部分だけは75cmという高さにしました。→鍋の中身がちゃんと見える。

25年前のキッチンなので、ずいぶんくたびれていますが、疲れにくさという点では、十分に満足です。

今日からできる小さなアクション

キッチン作業が疲れにくいことは、おうちで手づくりを楽しむために、とても大切です。
そのためには、

  1. 調味料や道具を手の届く位置にまとめる
  2. クッションマットや疲れにくい靴で足元をサポートする
  3. 立つ時に、姿勢や重心を少し意識する
  4. 高さ調整できる小物を使って作業姿勢を整える
  5. 日ごろから、「自分がラクだと感じる状態」を意識しておく

といった、小さな工夫の積み重ねが役立ちます。

特別な道具がなくても、すぐに試せることばかり
キッチンに立つ時間が、少しでも楽しく、ラクになるヒントになればうれしいです。

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