ミシンを使うことはできますが、私自身は、やっぱり、まだまだ初心者です。
そして、私のような初心者が上達するためには、あきらめずに、長く継続することが、何より大切です。
私自身は、いろんなハンドメイドに挑戦しては、挫折してきた身ですが、
だからこそ、挫折する時って、「こういう時だよな」って、ピンと来るわけです。(自慢にはならんが(笑)
特に、「あ、もう、イヤだ」となるのは、やはり、自分の上達を感じられない時です。
そこで、ミシン初心者が上達するためには、どうすれば良いのか?
その方法と、外せないポイントについてお話ししようと思います。
ミシン初心者が上達するために、何を作る?
ミシン初心者が、最初に練習するのが、多分「雑巾」です。
でも、はっきり言って、雑巾では、モチベーションは上がりません。
なので、私自身は、「自分が使いたい欲しい物を作る!」のが良いと思っています。
なぜなら、自分が欲しいものだったら、意外や意外、頑張れるからです。(笑)
ちなみに、今、私が欲しいのは、実用的なバッグとかポーチなのですが、
初心者にとっては、意外に難しい部分も多い・・・と感じています。
ただ、1回目よりも2回目、2回目よりも3回目と、
欲しい物を作るたびに、「もっと綺麗に作りたい」という欲が出てきて、
せっかく縫ったものも、気に入らなければ、ほどいて縫い直し・・・みたいなことを、やるようになりました。
実を言うと、こういう失敗から出てくる「欲」というのは、とても大事な経験で、
「あぁそうか、次はこうやればいいんだ」という自分なりのコツもつかめるようになります。

アップリケ刺しゅうをしたワンハンドルバッグ
図案は「杉浦非水のデザイン」からお借りしています。
上達するために、最も大切なこと
ただし、こうしたモチベーションを保てる失敗というのは、あくまでも、ミシンがサクサク動いてくれていることが、最低限の条件になります。
つまり、ほどいて縫い直すにしても、
- 「自分のスキル」が原因ならば、それは、上達するためのとても良い練習になりますが、
- もし、ミシンの縫い目そのものに問題があるとしたら、単にモチベーションを下げることになります。
実際、長く職人を続けてきた人ほど、「道具こそ大事なんだ」とよく言います。
ただ、だからと言って、高いミシンがいいと言っているわけではありません。
確かにミシンの良し悪しは、ミシンの値段に比例するところはありますが、
安いミシンであっても、初心者ゆえの見落としポイントさえ、忘れなければ、自分らしくミシン生活を楽しむことは、できると思います。
ミシンの糸と針を合わせる
ではミシン初心者が、見落としやすいポイントとは何でしょうか?
それは、縫う布に対するミシンの針と糸の太さをちゃんと自分で調整するということです。
お教室とかに通っていれば、先生が教えてくれるのかもしれませんが、
自分一人で、ミシンを始めると、ココにまったく、気づきません。
私だけかもしれませんが、初心者って、謎の自信(?)がありますよね?
そこは適当なんかい!って、後から、自分で突っ込むんですが(笑)
たとえば、ミシン糸なんかは、手芸店で買うときに、番号がついているので、なんとなくわかった気になっていましたが、
ミシンの針は、まったく頭から消えていました。
ミシンの先輩である娘から、針は何になってんの?と聞かれて、「へ?」と答えるぐらい無頓着だったんですよね。
結局、聞いてもダメだと判断した娘が、布地を確認したあと、ミシン針のHA-1(家庭用ミシン専用の番号らしい)の11番をくれました。
それでようやく、自宅のミシンの針を確認したところ、針のサイズは同じでした。
むしろ針のサイズというより、アンティークミシンについていた針をそのまま使うズボラさがダメでしたね。
ちなみに、布地と針と糸の関係は、次の通りです。

ミシン初心者が上達する方法とポイントのまとめ
以上が、ミシン初心者が上達する方法と、ポイントになるのですが、
- 布地
- ミシン針
- ミシン糸
この3つをきちんと自分で調整しなきゃいけない!と気づかないのが、初心者なのではないか?と思うんです。
正直、最初から、このことがわかっている初心者さんって、どれぐらいいらっしゃるのかな?と。
少なくとも、私はもちろんですが、娘が初心者だった頃も、ここに気づかなかったし、悩んだ・・・と言っていましたから、
割と、多いのではないでしょうか?
わかってしまえば、当たり前すぎることなのですが、
こうした「当たり前の常識」がわからないのが、初心者です。
同じことで悩む方の一助になれば、嬉しく思います。