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洋裁をやっていると、作業台がとても欲しくなりますね。
私の娘も同様で、実を言うと 我が家の作業台は、3代目いや、3台目なのです。
つまり、裏を返せば、すでに2度、作業台選びで失敗しているということ。
そこで、我が家と同じ失敗はして欲しくないということで、
洋裁の作業台の選び方について、経験から気づいたことをお話ししようと思います。
ぜひ、参考になさってくださいね。
目次
ベストな洋裁作業台のサイズとは?
洋裁の作業台の理想のサイズは、160cm×90cm、もしくは、180cm×90cmです。
これは、服飾の専門学校である文化学園さんが販売されているオリジナル作業台(裁断台)のサイズなので信用していいと思います。
ただ、お値段は、目ん玉飛び出ます。
160cm×90cm(収納もコンセントもついている)の作業台が、129,800円!
180cm×90cm(収納やコンセントなし)でも、63,800円!です。
実際のところ、洋裁の作業の中で、一番、スペースが必要なのが、布に型紙を置いて裁断する時です。
何を作るか?にもよりますが、一番大きな布の幅は150cmですから、
半分に折って作業する(わで裁断する)ことを考えれば、奥行きが90cmというのは納得です。
が、いくら理想とは言え、このお値段、我が家はとても出せません。
また、作業台を置く部屋のスペース問題もありますので、どうすれば良いでしょうか?
折り畳み式の洋裁作業台の注意点は?
こういう時、折り畳み式なら、作業台としても十分なスペースがあり、不要な時には片付けられる!
と、一石二鳥!であるはずなのですが、折り畳み式の場合、注意した方が良い点があります。
実を言うと、我が家が最初に買ったのが、この折り畳み式のテーブルでした。
ところが、これはすぐに使えない・・・ことが判明しました。
というのも、天板部分が折り畳める形だったため、広げた時に天板が少しゆがむのです。
天板が真っすぐではないと、型紙を置いた時、どうしてもズレが生じ、仕上がりが悪くなります。
おそらく、天板がプラスチック製だったことが大きな原因だと思います。(伸び縮みしやすい)
また、プラスチックの場合は、布がすべりやすいという欠点もあり、
結局、作業台があっても、娘は床にしゃがんで裁断してたほどです。
そこで、もし、天板を折り畳む形の作業台を選ぶならば、天板は、ゆがみの少ない素材(木製)にすることをおススメします。
中央から大きく2つに折り畳むのではなく、バタフライ式のように、端だけを小さめに折り畳むのであれば、ゆがみも少ないはずです。
また、隙間が気になる場合は、裁断マットなどを敷くと良いです。
洋裁をバリバリやるなら、意外に大事?作業台の置き方
上記の作業台では物足りない!と言う方は、洋裁をバリバリやりたいとお思いの方ですよね?
こういう場合は、洋裁の作業台のサイズと素材以外にも、もう一つ、大事な要素がありますのでお話しします。
3つ目の大事な要素とは、作業台の置き方です。
実は、この作業台の置き方で、我が家は2度目の失敗をしました。
それが、こちらです。
ラッキーなことに、我が家には、こういうものをサササッと作れるプロがおりまして、
こんな作業台を作ってもらいました。
下世話な話ですが、材料費は5~6千円でも、人件費として2万ほどかかるので、
一般的な価格としては、2万5千円の作業台になります。
シンプルですが、サイズは娘の希望通り、最大の大きさ=180cm×120cmにしました。
これにより、作業は格段にラクになった!はずだったのですが、実は大きな落とし穴がありました。
サイズって、でかけりゃいいもんじゃないし、置き方にも問題が・・・。
何しろ奥行きが120cmもあるので、作業台がぐらつかないよう、壁に直に取り付けたんです。
ところが、手が届かない奥の部分は、結局、何も作業ができない!んですよ。
そうなると、手が届かない奥の方は、
・ひたすらホコリがたまる
・だんだんと物を置きっぱなしにするようになる
ため、これもまた、失敗でした・・・。(泣)
もっとも、既製品の作業台で奥行きが120cmというのは、なかなか無いとは思いますが、
それでも、70cm以上の奥行がある場合には、あっちからもこっちからも作業できた方が便利で効率は良いです。
洋裁の作業台をDIYで手づくりするなら?
そこで、再度、作業台を新たに作り直しました。
今度は、家にあった、会議机(昔、2万ほどで買ったもので、サイズは180cm×60cmでした)の天板を取り外し、
180cm×80cmのシナ合板を取り付けてもらいました。
万が一、ご自身で作業台をDIYする場合には、天板に使う合板はシナ合板(化粧合板とも言います)を使ってくださいね。通常の構造用合板だと、布がひっかかってしまいますから。
サイズに関しては、ご自身の要望とお部屋の大きさを考慮しながら作るしかありません。
洋裁の作業台をDIYする場合、一番、大事なのは、ぐらつかないことです。
洋裁の作業台には軽いハトロン紙や布しか置きませんが、裁断する時に、もし机がぐらつくと、それがズレにつながり、出来上がりが悪くなるからです。
敢えて奥行きを90cmにしなかったのは、部屋の行き来がしにくくなるからです。
また、古い会議机で脚が少しぐらついていたので、脚にも合板を取り付け、ぐらつかないようにしてもらいました。
材料費は、以前購入した会議机代が20000円、今回の材料費が4000円ほど、工賃を20000円とすれば、一般的には44000円の作業台になります。
この結果!3度目の正直と言いますが、ようやくうまくいきました。
ちなみに、この作業台は、裁断等を行うための台です。
2台あるミシンは、左側にある別の机に置いています。
正直なところ、ミシン台の場合は家にある家具等で代用できることも多いのでは?と思います。
ただ、やはり、型紙を置いて裁断する作業台はなかなかないものだな~というのが、私たちの実感です。
我が家に限らず、どんなサイズでも作ってくれる方がご家族にいらっしゃる場合は良いですが、そうじゃない場合には、やはり、頑張ってそれらしい台を見つけなければなりません。
そこで、サイズだけでなく、洋裁の作業台になりそうなものを、私なりに調べてみましたので、参考にしてみてください。
我が家は、2度の失敗を経験しているため、サイズだけで決めるのは、ちょっと心配でしたので、いろいろな方向からチェックした商品です。
ワークデスクやテーブルのサイズに迷ったら?
あとで、大きすぎた!小さすぎた!とならないために、購入予定のワークデスクやテーブルのサイズに新聞紙や段ボールを切って、実際にお部屋の中に置いてみると良いです。
できれば、ワークデスクやテーブルと同じ高さまで、切った段ボールを持ち上げてみると、イメージしやすいですよ。
洋裁の作業台の選び方のまとめ
我が家の2度の失敗を元に、洋裁の作業台の選ぶ時のポイントをお話しさせて頂きました。
実を言うと、普通に洋裁をやるのか?バリバリ本格的に洋裁をやるのか?で選ぶ作業台も変わってきます。
普通に洋裁をやるのであれば、機能やサイズはもちろんのこと、モチベーションを下げる要因をことごとく排除する作業台がベストですし、
バリバリ本格的に洋裁をやるのであれば、裁断の作業をメインに考えた作業台を選ぶのがベストだと思います。
また、洋裁の作業台にも、一般的な理想のサイズ、素材、置き方というものはあるわけですが、現実的にその作業台は置けるのか?という点が一番の課題になってきますので、ご自宅と作業台のサイズ確認は、今すぐにでも行ってくださいね。