こんにちは。コモ竜です。
実は、コモ竜は、子供の頃から、ずっと「新しもの好き」でした。
今でも苦い記憶として残っているのが、小学校5年生の「筆箱事件」です。
筆箱事件
小学校5年生のコモ竜は、ある日、新しい筆箱を買ってもらいます。
ところが、それから、半年もたたないうちに、違うタイプの新しい筆箱が欲しくて欲しくてたまらなくなりました。
でも「新しい筆箱が欲しい」なんて、言おうものなら、「このあいだ買ったばかりでしょっ!」と叱られるに決まっています。
そこで、コモ竜は、「そうだ!筆箱が壊れちゃったことにすればいいんだ!」と実に浅はかなことを考えます。
そして、何をしたか?と言えば、筆箱の一部を、はさみでジョキジョキ切ってしまったのです。
その筆箱を手に持ち、自信たっぷりに「筆箱が壊れた」と言いに言った時、母は烈火のごとく怒りました。
「その切り口、自分で切ったでしょっ!」と。
結局のところ、新しい筆箱を買ってもらえるどころか、切ってしまった筆箱をしばらく、使う羽目になり、とてもつらかったことを覚えています。
それにしても、自分でも不思議なのが「新しい筆箱を買ってもらったにも関わらず、何故?またすぐに、新しい物が欲しくなってしまったのか?」です。
子供だったから・・・と言ってしまえば、それまでですが、自分が本当に欲しいものは何なのか?わかっていなかったのです。
リフォームの仕事へ
その私が、大人になり、様々な職業を経て、たどり着いたのが「リフォーム」というお仕事でした。
まるで皮肉みたいに思えますが、リフォームを始めた最初の頃は、「古ぼけて汚くなった家」がリフォームで新品のように綺麗になることが、嬉しくてたまりませんでした。
ところが、いつの頃からか、気持ちが少しずつ変化していきます。
古ぼけて汚く見える家の本当の価値に気づいたからです。
畳の下の板
その頃、私は古い古い築40年以上の汚い、不便だらけの中古住宅を購入していました。
その家を選んだのは、ひとえに自分の家を思いっきりリフォームしてみたいという気持ちがあったからです。
そんなある日、大工が我が家の畳の下に敷いてある「汚い古い板」を大事そうにトラックに載せていたのです。
てっきり「ゴミ」として処理するものだと思い込んでいたのですが、
「こんないい材、今は手に入らないから、綺麗に削ってくるよ」と言うではありませんか。
「まさか」とは思いながらも、大工を信じて待っていたある日。
表面を綺麗に削られた板を見て、私は「絶句」しました。
節はあるものの、目の詰まった綺麗な板材が、そこにあったからです。
いま、思っていること
それ以来、私は、古い物、古い家は、表面だけ見ていてはいけないこと。
手間と時間をかければ、ちゃんと生き返ること。
さらに、その手間と時間によって、自分が本当に欲しかったものが見えてくることにも気づきました。
何でも便利で、何でもスピードアップの時代ですが、スピードが速すぎれば見落とすものも多くなります。
だからこそ、ゆっくり、ゆったりとしながら、自分が本当に欲しいものは何か?
自分が本当に好きな物は何か?
を見極め、心地よく暮らしていきたいと思います。
ぜひ、ご一緒にいかがですか?